化学魔の還元

元素原子編1.元素とは

元素とは

別に覚える必要もないのですが、教科書には

元素物質を構成している基本成分

と書いてあります。抽象的すぎて少しわかりづらいのですが、これは概念的なものなので浅い理解でも十分です。
僕なりの解釈をすると、元素とは、「化学的性質の違いを用いて区別が可能な」物質の基本成分という感じでしょうか。例えば酸素と炭素は化学的性質によって区別ができますが、酸素16と酸素18の区別は質量の違いしかないですね。
元素の種類は、元素記号という世界共通の記号で表します。これは周期表などでよくご存じでしょう。


単体と化合物

水素やダイヤモンド、銀などのように、1種類だけの元素によって構成されている物質単体といい、水や酸化銀などのように2種類以上の元素からなる物質化合物といいます。これは中学校でも習いましたね。


元素と単体は同じ名称で呼ばれることが多いんです。そこに目をつけた問題は頻出なので注意しましょう。見分け方ですが、

元素の意味:化合物の構成元素を指している
単体の意味:具体的な物質の名称を指している

といったところでしょうか。