酸化還元編

7.イオン化傾向

金属にも序列がある

「電子を放出してイオンになりやすい」というのが金属の一般的な性質でしたが、金属同士でもイオン化のしやすさに序列があります。これを金属のイオン化傾向といいます。


金属イオンのイオン化傾向
左ほどイオン化傾向が大きい
K・Ca・Na・Mg・Al・Zn・Fe・Ni・Sn・Pb・(H2)・Cu・Hg・Ag・Pt・Au

覚え方

貸そう か  な  ま  ぁ   あ  て  に  すん な   ひ  ど  す  ぎ  借  金
K   Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb (H) Cu Hg Ag Pu Au


これは絶対に覚えてください。知らないと話になりません。

上にも挙げたような有名な覚え方があるので、それで押さえたらいいとは思います。これは書いて覚えるなりしないと書けません。正直な話、これは気合いです(笑)

問題はAlとZnの順番なんですが、まぁ書いて覚えるしかないですね。無機化学でも使うのですが、そこでAlとZnはしょっちゅうペアで登場します。そういう場面でもAl・Znの順番で書いて覚えていくとか、細かい工夫をしたら覚えられると思います。

イオン化傾向と溶解性

まず前提として押さえてほしいのが、なんでもイオン化すれば水に溶けるということです。つまり、イオン化傾向というのは水溶液への溶解性に大きく関係します。

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