Cu+4HNO3→Cu(NO3)2+2H2O+2NO2
これは「1・4・1・2・2」と「NO2発生」が出てこないと書けないから、そこだけ覚えちゃいましょう。また、銅と希硝酸との反応とは別の物質が出来ます。対比して覚えましょう。
3Cu+8HNO3→3Cu(NO3)2+4H2O+2NO
こっちも「3・8・3・4・2」と「NO発生」が出てこないと書けないから、そこだけ覚えちゃいましょう。次にNO2の性質です
- 赤褐色の有毒な気体
- 水によく溶けて強酸性を示す
- 常温ではNO2の一部が、無色の四酸化二窒素N2O4に変化して平衡状態を保つ
- 硝酸の原料として重要
3NO2+H2O→2HNO3+NO
これは、硝酸の工業的製法として重要です。ポイントは一酸化窒素NO発生で、これを知らない限りは一生書けません。ちょっと余計な話をすると、効率よく硝酸をつくるための水温は約50度の温水となっています。